2008年9月7日

『日本の、これから』 税金編

NHKの『日本の、これから』は一般人や視聴者も参加する討論番組です。昨夜のテーマは「税金」でした。

やはり税金や社会保障の話になると、ほとんどの人が自己の利益になるなら賛成、不利益になるなら反対の立場をとるという対立軸がはっきり出て、ある意味わかりやすかったです。この本に書いてあったように、人間というのは基本的に利己的な存在であるという事実を再確認できました。

消費税増税に反対する人が多いのに、スウェーデン型の大きな政府による福祉国家を好む人もまた多いという傾向は、他人が払った税金で賄われるサービスにタダ乗りしようと考える人が少なくないことを表しているような気がして、虫が良すぎる話じゃないかと思いました。竹中平蔵氏が、そういう人は信用できないという趣旨の発言をしていましたが、同感です。

人々がいかに利己的であるか知っているのであれば、個人個人が利己的に行動することで結果が最適化されるシステム=市場メカニズムを可能な限り利用する方向へ向かうべきである、というのが私の考えです。

0 件のコメント:

コメントを投稿