2017年10月30日

日本はコスパの良い不思議の国?

Midori Fujisawaさんのツイートより。
先進国の中でも特に食事が不味くて高いことで有名なUK在住の方から見ると、日本の方が遥かにコスパが良いと感じるのでしょうね。

新興国も含む世界各国と比較すれば日本の物価はかなり高いほうなので、それに見合ったパフォーマンス(美味しくて行き届いている)が得られるのは当然じゃないかと思います。その点では「不思議の国」に住んでいるという認識はありません。不思議なのはむしろ英国の方です。北欧諸国ほどの重税福祉国家でもないはずなのに、どこをどう間違えるとそんなコスパ最悪の国になるのでしょうか。

参考ツイート。

しかも日本で比較的コスパがまともなのは外食チェーンなど一部に限られ、大多数のものは別段コスパが良いわけでもなく、交通費や宿泊費に至っては世界で最もコスパが悪い国の一つです。日本在住の私でも異常だとわかるぐらいですから、「なぜこんなに高いのか」と嘆いている短期滞在者も少なくないと思います。その答は、税やら規制やらのコストがてんこ盛りに上乗せされているからなんですけどね。

参考ツイート。


元ツイートの後半部分。
この価格破壊は短期滞在者以外の誰も幸福にしない。価値に見合う金銭的評価を得られれば、たぶん多くの人はもっと幸福になれるだろう。
より高品質なモノやサービスがより安く買えることで、幸福になる消費者は間違いなく存在します。たまたま自分にとっては安すぎると感じただけのことが、なぜ「誰も幸福にしない」という結論へ繋がるのか、そのロジックが分かりません。

自分の感覚を基準に他者の幸不幸について勝手に推測し、それを社会問題化して政治でどうにかすべきみたいな流れにもっていくことだけはやめてもらいたいですね。世の中を不自由で高コストにする無用な規制の多くは、人々のそのような無意識の「善意」から生まれるのです。価格が安すぎて供給者は不幸だと思う人は、任意でチップを払うなり寄付するなりすればよいだけではないでしょうか。

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